この記事では、籾殻燻炭(もみがらくんたん)のデメリットやメリット、効果や使い方などを紹介しています。
玉ねぎをプランターに植えてから20日が経ちました。最低気温が3℃を下回る日も増えてきて、玉ねぎは冬をこえられるのかなと心配していると、籾殻燻炭(もみがらくんたん)というものを発見しました。
籾殻燻炭(もみがらくんたん)とは、籾殻(もみがら)をいぶして炭化させたものです。保水性や排水性の調整ができることから、園芸で広く使われているようです。
今回は、籾殻燻炭を実際に購入して試してみたので、その使い方や効果についてお伝えしますね♪
籾殻燻炭(もみがらくんたん)のデメリット
籾殻燻炭(もみがらくんたん)のデメリットは以下の通りです。
- デメリット①:大量に使うと排水性が上がりすぎて保水性が乏しくなる
- デメリット②:たくさん使うと土壌がアルカリ性にかたむきすぎてしまう
- デメリット③:使い方によっては栄養を奪われてしまう
デメリット①:大量に使うと排水性が上がりすぎて保水性が乏しくなる
籾殻燻炭を大量に土に混ぜると、水が早く抜けすぎてしまうようです。
その結果、植物の根が乾燥してしまい、成長に悪影響を与える可能性があるんだとか…。特に夏場などに使い過ぎると、土壌が乾きやすくなるので注意した方がいいようです。
デメリット②:たくさん使うと土壌がアルカリ性にかたむきすぎてしまう
籾殻燻炭にはアルカリ性の成分が含まれています。
籾殻燻炭を過剰に使うと、土壌の酸度バランスが崩れやすくなります。酸性を好む植物には逆効果となる場合があるため、適量を守りましょう。
デメリット③:使い方によっては栄養を奪われてしまう
籾殻燻炭が土壌に馴染む過程で、微生物が窒素を消費します。
そのため、大量に使うと植物に必要な栄養素が一時的に減少することがあります。適量を守り、元肥や追肥と併用するのがいいようです。
籾殻燻炭(もみがらくんたん)のメリット・効果などを紹介!
籾殻燻炭(もみがらくんたん)のメリットは以下の通りです。
- メリット①:微生物が土壌にいやすくなって土壌改善につながる
- メリット②:ケイ素が含まれていて活力剤の役割をしてくれる
- メリット③:適量使用することで、排水性や保水性が良くなる
メリット①:微生物が土壌にいやすくなって土壌改善につながる
籾殻燻炭は多孔質(表面に小さな穴が開いている)で通気性が良く、微生物の住みやすい環境になります。
これにより、土壌中の有益な微生物が活発になり、植物の成長を助けてくれるようです。特に有機栽培や自然農法を行う場合は、大きなメリットになりそうですよね♪
メリット②:ケイ素が含まれていて活力剤の役割をしてくれる
籾殻燻炭にはケイ素が豊富に含まれています。ケイ素は植物の細胞壁を強化し、病害虫への耐性を高める効果が期待できるんだとか。じょうぶな植物が育つのでうれしいですね!
メリット③:適量使用することで、排水性や保水性が良くなる
適量の籾殻燻炭を使えば、排水性と保水性のバランスが改善されます。1㎡あたり1リットル程度を目安に使用すると、根の成長を妨げず、健康的な土壌を保てるようです。
メリット④:保温効果がある
籾殻燻炭を土に混ぜると、地温を保つ効果があります。寒冷地や冬季に育てる作物では、根の凍結防止に役立つみたいです。
今回でいう、玉ねぎの保温をしたい場合にも効果がありそうですよね♪あとそら豆やスナップエンドウにもよさそうです。
メリット⑤:アブラムシなどの害虫予防になる
籾殻燻炭には、害虫を寄せつけにくい成分が含まれています。特にアブラムシの発生を抑える効果が期待でき、農薬を使わずに害虫対策をしたい人は取り入れるとよさそうです。
籾殻燻炭(もみがらくんたん)の使い方は?実際に使用してみた!
籾殻燻炭をホームセンターの園芸用品コーナーで買いました。値段はだいたい180円くらい(安くて驚き!)。大きさはノートくらいの大きさで、籾殻なのでかなり軽いです。
中身はこんな感じ。炭なので触ると手が真っ黒になります。手袋があるとよさそうですね。
今回の場合は、玉ねぎの苗の保温をしたかったので、土に混ぜたりはせず、苗の周りに囲うように少量ずつ使いました。
ちなみに、スナップエンドウとそら豆の株元に籾殻燻炭をのせておきました。
みんなうまく冬をこせるといいな~。
籾殻燻炭(もみがらくんたん)のデメリットやメリットなどまとめ
籾殻燻炭にはたくさんのメリットがありました。デメリットもあるのでうまく使って、おいしい野菜を育てたいと思います♪